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合褄巾(あいづまはば)の寸法にこだわってみては?
2025/9/28

みなさんこんにちは。
最近、ちょっと気になっている「合褄巾(あいづまはば)」について
久しぶりに真面目なブログを書こうと思っている女将です(笑)!
さて、皆様が着物や浴衣を新調する時「合褄巾」って気にされるでしょうか?
そもそも「合褄巾」って何?って方も多いと思うので、
まずはどこの寸法を指すのかを図でご覧ください。
着物には衽(おくみ)と呼ばれる、一番目立つ場所があるのですが、
その巾は基本的には4寸(約15cm)です。
衽(おくみ)の上部(ちょうど腰辺り)の巾が
「合褄巾」と呼ばれているのですが、最近は衽(おくみ)の
巾と同じ4寸で仕立てるのが一般的ではないでしょうか?
ここで、私の和裁経験と、呉服屋としての経験、
お客様に着付けをしたときの経験を総合して感じることは、
合褄巾は少し狭くした方が着姿がキレイ!ということです。
↑図で書くとこんな感じ。
私は「合褄巾は、衽巾より少し狭く」と習いましたし、
そう習った方も多いと思います。
※図では合褄巾が3寸8分になっていますが、3寸5分まで狭くする
仕立もあります。個人的にはちょっと狭くし過ぎに感じます。
しかし、最近の採寸では【合褄巾=衽巾】となっている
傾向を感じていますが、理由はよく分かりません。
実は、仕立の伝票を書くときって「合褄巾」まで指定している
呉服屋って少ないんですよ。
ほとんどが和裁士任せになっていると思いますし、
実際にそれでも問題になることはありません。
もっと言うと、お客様ご自身で、そこに気づかれる方は
ほとんどいらっしゃらないと思います。
たった2分(約8㎜)~3分(約1.1cm)のことですが、
合褄巾を狭くするとスッキリとした着姿になると感じます。
特に体系の気になる方なんかは、この1cm程度の差が
着姿に影響すると思いますので、ちょっとだけ気にしてみて下さい!!!
当店では、いつでもご相談に応じますので、
お気軽に寸法のご相談をしてくださいね!!!
【おことわり】
着物の採寸には、正解がありません。
当ブログに書かれている「合褄巾を狭くした方がいい」も
お客様によっては「合褄巾は狭くしない方がいい」が正解の場合もあります。
寸法に関してご不明な点や、ご相談がある方は、
呉服屋・和裁士等にご相談ください。
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着物のことなら何でも、やまぶん呉服店にお任せください。
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