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やまぶん日記
末広(すえひろ)
2022/11/12
皆様こんにちは。
秋も深まり、だんだんと寒くなってきましたが
いかがお過ごしでしょうか?
以前にも書きましたが、この秋は結婚式に出席される
お客様のお手伝いをさせていただくことが多いように感じます。
結婚式といえば、黒留袖・色留袖・訪問着・振袖など
フォーマルな着物をお召しになると思いますが、
その時に、よくお忘れになるのが末広。
祝儀扇子(末広)は、相手と自分の間に結界を作り
(一段へりくだって、相手に礼を尽くす)ための物と言われています。
また、広げた形が「末広がり」を意味し、幸せが長く続く様にとの
願いも込められているので、必ず持つようにしてください。
この末広、裏と表で金銀と違っています。
よく、どちらを表にして挿すのか聞かれるのですが、
いろいろな本やサイトを見ると、
「金色の方を表として帯と着物の間に挿す」と書かれているので
一般的には「金を表にして挿す」のがいいと思います。
しかし、ローカルルールというか、地方によって風習の違いから
銀色の方を表にして挿す場合もあります。
午前の式では金色を、午後の式では銀色を見えるように挿すという
習わしも聞いたことがありますが、当店がある地方では
「新郎側は金を表に、新婦側は銀を表に」
と言われることが多いと感じます。
これは、新婦側の両親(親族)は、娘を嫁に出すという
一抹の寂しさを色で表したことが始まりと聞いています。
特に、どちらを表にするのが正解ということはありませんが、
銀色の方を表にすると、結婚式場のスタッフから直される事があるようです。
金を表にするのか?銀を表にするのか?
「一般的に金が表になってるから、そうするわ」
「一抹の寂しさを表したいから銀を表にするわ」
「私の出身地では、午前と午後で金銀を変えてたからそうするわ」
それぞれ、結婚式に出席される方の想いや考え方で
決めていただければいいと思います。
ご不安がある方は、当店でもご相談を承りますし、
地元の呉服屋さんに聞いてみるのもいいですよ!
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