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やまぶん日記

和紙と洋紙

お手入れたとう紙店主の日記

2022/11/11

皆様こんにちは。

 

「和紙と洋紙」というタイトルを付けましたが、

いったい何が言いたいの?と思われる方も多いかもしれません。

 

着物とは関係ない話の様に思われると思いますが、

着物や長襦袢、帯を入れておく「たとう紙」に関係する話なのです。

ちょっと小難しい話になりますが、読んでいただければ幸いです。

 

着物を保存する時に、たとう紙に入れておかれる場合が多いと

思いますが、その「たとう紙」って本当に和紙ですか?

 

流通しているほとんどの「たとう紙」は、100%和紙とは言えません。

和紙に似せて製造された洋紙です。

 

 

写真は、当店で通常使っている「たとう紙」を接写した物です。

一見、和紙の様に見えますが、洋紙に和紙っぽい加工がしてあります。

 

 

一方、当店が自信を持っておススメする「華和紙たとう文庫」は

100%和紙で出来ています。

 

ここまで読むと、よく分からなくなってきましたよね?

じゃあ、一体どこがどう違うのか?

 

その紙の表面を拡大すると、よく分かります。

 

 

↑この写真は、当店で通常使用している「たとう紙」の表面を拡大した物。

 

 

↑この写真は、和紙100%「華和紙たとう文庫」の表面。

 

 

↑比較対象にピンクのコピー用紙の表面。

 

3枚の写真は、同じ倍率で撮影しています。

当店で通常使っている「たとう紙」と、ピンクのコピー用紙の表面は

ツルっと滑らかなのに対して、「華和紙たとう文庫」の表面は

太い繊維が粗く絡まり合っているのが分かると思います。

 

また、ゼオライトという鉱石を和紙の繊維に絡ませています。

普通の和紙にも除湿や脱臭の吸着効果はありますが、

ゼオライト鉱石を配合することで効果をより強力にしたものが

「華和紙たとう文庫」に使われている特殊和紙です。

 

※ゼオライト鉱石は、

原発事故のセシウムの除去や猫のトイレ砂、園芸の土壌改善などに使われる鉱石です。

ハチの巣状の多孔質体で無数にある穴に水分や不純物などを吸着する性質があります。

 

これが和紙と洋紙の違いです。

繊維の絡まりが粗く、隙間が出来ることによって、

一本一本の繊維の表面が、より多く空気に触れるため

和紙は呼吸すると言われるのです。

 

この「華和紙たとう文庫」が、タンスの中の湿度を適切に保って

着物のカビや、トラブルを未然に防いでくれます。

 

実際の効果については、以前の記事を参考にしてください。

 

◎ 着物の保存方法

◎ たとう紙

 

以前にも書きましたが、こんなに素晴らしい和紙100%のたとう紙でも、

残念ながらデメリットがあります。

 

それは、洋紙を使った「たとう紙」より、若干強度が落ちるのです。

ですから、持ち運ぶ場合や、普段よく着るお着物には、

通常の「たとう紙」を使っていただくことをおススメしています。

 

当店では、たとう紙の使い方をはじめ

着物の保存方法などのアドバイスも行っておりますので

お気軽にご来店、お問合せ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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着物のことなら何でも、やまぶん呉服店にお任せください。

 

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