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vol.1 浴衣|生地もいろいろ。着心地もいろいろ。
2024/6/29
皆様こんにちは。
今日は梅雨の晴れ間かな?
週末のお出かけを楽しまれている方も
多いんじゃないか?と羨ましく(笑)思っています!
さて、浴衣シーズン真っ最中で、昨日は女将が
プレタ浴衣の寸法について書いていましたが、
今回は「浴衣の生地」について、
今日と明日の2回に分けて、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
一言に「浴衣」と言っても、色々な生地があり、
その着心地も様々です。
1回目の今日は、主に綿100%の生地についてです。
まずは「浴衣」と言えばコレ!!!
「綿コーマ」という生地です。
どんな生地かと言えば、糸の段階で
綿の毛羽立ちを抑えた物で織られた生地です。
表面に凹凸が少なく、最も浴衣らしい生地と言えます。
夏祭りや花火を見に行く時は、肌着を着用した方が
良いとは思いますが、素肌に着ると気持ちの良い生地です!
旅館の浴衣も、この綿コーマが多いかな?
拡大すると↑こんな感じ。
ごく一般的な平織で、絹や麻に比べると糸が太く、
織目がつまった感じです。
次は、同じ綿でも格子状に太い糸を入れて
織られている「綿紅梅(めんこうばい)」という生地。
この「紅梅」とは、表面に凹凸(勾配)があることから
転じて「紅梅」と呼ばれている説が一般的です。
「綿コーマ」に比べて、表面ににザラツキがあり
汗をかいた時、肌にベッタリと生地が付きにくいので、
着心地が良く、人気があります。
太く見える所が、格子状になっている部分。
それ以外は、基本的に「綿コーマ」とほぼ同じです。
続いては「綿絽(めんろ)」。
基本的な織り方は「綿コーマ」と同じですが、一定の所で
縦糸をからめて織って隙間を作り、
レース状に透けた生地になっています。
夏の着物(正絹)にも、よく見られる織り方です。
拡大すると、縦糸を絡めてた所に
穴が開いている様に見えると思います。
どうしても透けてしまうので、「綿絽」を着る時は
下に長襦袢を着たり、肌着に気を使わないといけないので、
比較的上級者の浴衣かもしれません。
色々な着方があるので、お気軽にお問合せください。
続いて「綿紬(めんつむぎ)」。
これは、見た目が着物の「紬」によく似ています。
ネップ(節)がある糸で織られていて、
太い糸と細い糸が混ざって、ザックリとした感触があります。
他の浴衣と比べると、糸の太さにバラつきが
あるのが見えると思います。
着姿も、浴衣というより、着物といった
雰囲気が出るので、昼中からお出かけする時や、
着物の雰囲気で大人の浴衣といったイメージで
着たい方にオススメです。
いかがですか?
今日は、綿の生地について書きましたが
明日は綿以外の素材についてご紹介します!
リンク: vol.2 浴衣|生地もいろいろ。着心地もいろいろ。
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