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本場大島紬|最高峰と言っても過言ではないかも?
2025/10/11

皆様こんにちは。
大分涼しくなってきた3連休!
レジャーにお出かけの方も多いのかな?
ちょっと天気が残念ですが ^^;
さて、今日は久しぶりに大島紬のご紹介なんですが、
かなりレアな本場大島紬なので、よければ最後まで
読んでみて下さい!
大島紬は、5マルキ、7マルキ、9マルキ(例外として12マルキ)と
絣の細かさ(正確には絣糸の本数)によって
織り出される柄の表現や価格が違ってきますが、
この本場大島紬は・・・
① 一元式7マルキ
② 地空き(飛び柄)
③ 総絣(そうがすり)
と、大島紬に使われる技術の粋を集めた様な
反物になっています。
まずは①についてですが、折の組織を拡大すると・・・
↑こんな感じになります。
赤丸で囲んだ所が、一粒に見える絣の部分です。
縦糸2本、横糸2本で一つの絣を表現しているのですが、
よく風車型とか井桁型と表現されるのが赤丸で囲まれた部分の
【一元(ひともと)】と呼ばれる絣です。
一方で、通常の【カタス】と呼ばれる絣を拡大すると・・・
よくT字型と表現される様に、縦糸1本
緯糸2本で1つの絣が表現されています。
そのため、一般的なカタス絣の物より倍の絣糸を使用し、
絣の粒がはっきりと表現されるので、より柄が立体的に見える
表現になります。
次に②の地空きについてですが・・・
これは、先の写真の様な飛び柄を【地空き(じあき)】と呼んでいます。
単なる飛び柄ではなく、柄が全くなく、絣糸が一本も使われていない
真っ黒な部分がある物を言います。
20年くらい前までは、この地空きの大島紬を
問屋さんでもよく見かけたのですが、最近では
ほとんど見なくなりました。
難(キズやムラ)が出やすく、今ではほとんど
織られていないそうです。
最後に③の総絣についてです。
この大島紬でいうと、蝶々の触覚部分、羽の下部分、羽の模様部分の
表現で使われているのですが、拡大写真を見ると緯糸が全て白い絣糸で
表現されているのが分かると思います。
これも通常よりも倍の絣糸を使って表現するので、
更に手間がかかる織り方となっています。
そんな激レア技術を使い、一般的な大島紬とは
一線を画した表現で織られているこの本場大島紬は、
最高峰と言っても過言ではありません。
実際には、更に上を行く「一元絣の9マルキ」なんていう
超激レアな物も存在しますが、おそらく日本国内に数点しか
ないんじゃないかと思います。
もちろん、着物は着る物。
いくら技術の粋を集めた物といっても
柄が好みじゃなければオススメすることは出来ないのですが、
この本場大島紬の柄が、お好みに合えば超オススメです!!!!!
写真で見るより、実物は迫力がありますので、
興味がある方は、是非この3連休に見に来てください!!!
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