新着情報
着物の知識
結城紬と結城縮の違い
2025/5/29

皆様こんにちは。
すっかり忘れていましたが、今日は5月29日。
語呂合わせで529=ごふくの日です (^^♪
さて、このところ、時期的に浴衣に関する
お問合せを多くいただいていますが、そんな中で
「結城縮」についてご質問いただきました。
結城紬好きな店主としては、ちょっとテンションあがります (^^♪
早速本題ですが・・・
着物がお好きな方なら「結城紬(ゆうきつむぎ)」という
言葉は聞いたことがあると思います。
しかし「結城縮(ゆうきちぢみ)」については、ご存じない方も
多いんじゃないか?と感じます。
【今回の記事では、石下結城や本場結城に言及すると
話しが難しくなるので、「紬」と「縮」に限った話しです】
「紬」と「縮」の違いを簡単に言うと
「結城紬」は撚りのない糸を使い織られています。
一方の「結城縮」はヨコ糸に撚りの強い糸を使い
表面に凹凸が出来たサラリとした生地です。
って話なんですが、それじゃあ何もイメージ湧きませんよね。
そこで、まずは結城紬と結城縮の
拡大写真を見ていただきます。
↓↓↓↓ 結城紬 ↓↓↓↓
↓↓↓↓ 結城縮 ↓↓↓↓
こうして拡大写真を見ると、全く違った
織物だということが分かっていただけると思います。
結城縮(下の写真)の方は、捻じれたヨコ糸(強撚糸)が
使ってあるのが見て取れますよね?
違いをビジュアルで見ていただいたところで、
実際に触れた感じが、どう違うかなんですが、
言葉で説明するのって難しい ^^;
縮の方は、よく「シャリ感」があるという表現を
使うのですが、これは表面の凹凸に触れた感覚を
表しているんじゃないかと思います。
そして、仕立てた紬と縮を実際に着て比べると、
縮みの方は、サラリとした生地に感じると思います。
それは、表面にある凹凸のおかげで、
生地が肌に付きにくいからなんです。
そういったことから、結城縮は単衣に仕立て
春から初夏にかけて、サラリとした着心地を楽しむ着物なんです。
結城紬は、軽くて暖かいと言われますが、
逆に結城縮は、軽くて爽やかなんです!!!!
また、サラリとしているということは、
単衣にした時の裾さばきが良いんです。
よく結城紬を単衣に仕立てるって話を聞きますが、
着やすさで言えば、単衣にするなら断然結城縮の方が
向いていると感じます。
これが、結城紬と結城縮のちがいなんですが、
言葉でいくら説明しても、なかなか伝わらなですよね (^^;
結城紬や結城縮に興味を持たれた方は、
ぜひ一度、その生地に触れて、違いを感じていただきたいと
思っています!!!!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
着物のことなら何でも、やまぶん呉服店にお任せください。
別誂え・仕立・お手入れ・加工・リフォーム等
お問い合わせはお気軽に電話または、公式LINE
ホームページ内のお問合せフォームより受け付けております。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
やまぶん呉服店
〒503-0904
岐阜県大垣市桐ヶ崎町63番地
℡ 0584-78-3750
URL: https://gifu-yamabun.jp/
Mail: info@gifu-yamabun.jp
●● Official Shop ●●
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+