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着物の知識

浴衣の水通しは必要?

お手入れ季節のキモノ

2024/7/26

皆様こんにちは。

 

お客様からご質問いただいたので、

浴衣の「水通し」について書いておきます。

 

まず、「水通し」とは何か?です。

 

浴衣地は、綿や綿麻の物が多いのですが、

綿や麻は、水に浸けると必ず縮みます。

そこで、お仕立てをする前に、生地を水に通して

縮ませておくのです。

 

紬の着物なんかだと「湯通し」する場合がありますが、

本染めの浴衣をお湯につけると、色落ちする場合があるので、

基本的には水に浸けます。

 

そして、この「水通し」ですが、ネットの記事や

SNSなんかを読んで、自宅で洗濯するには「水通し」が

必須であると誤解をしている方もいらっしゃるようです。

 

まず、私の意見としては

「水通しは必須ではないが、した方が良い場合もある。」です。

 

麻が入っている生地を、自宅で洗濯される場合は

した方がいいんじゃなか?と思いますが・・・

 

それでも私物の浴衣(綿麻)は、水通せずに

自宅でジャブジャブ洗っていますが、問題ありません。

 

もちろん、天然繊維である以上、絶対に縮むので、

浴衣の場合、それを見越して少し長めに仕立てています。

 

ちなみに、女将の浴衣も水通ししていません(笑)!

※小地谷縮は別。

なぜかって?面倒だから ^^;

もちろん自宅で雑に洗っていますが、こちらも特に

問題になったことはありません。

 

もちろん長襦袢を合わせて綿の着物として着る場合や、

最初から、ある程度柔らかい風合いの浴衣が着たい場合は、

水通しをオススメしますが、そうでない場合は

それほど神経質にならなくても良いと思います。

 

水通しの必要性については、生地の材質だったり

お客様の好みだったり、その浴衣の着方だったりするので、

ご不安な方は、お気軽にご相談くださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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