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一珍染め|生地からこだわるということ。
2024/4/15
皆様こんにちは。
今日は、真面目に着物のご紹介です(笑)!!!
一珍染めの小紋。
一珍染め(いっちんぞめ)とは、一珍糊と言われる
小麦粉等を主原料とした澱粉に石灰を混ぜた物を
糊を使って染める染色技法です。
特徴としては、糸目友禅の様なハッキリとした
輪郭線にはならず、なんとも味のある優しい雰囲気の
染め上がりになります。
また、糊がヒビ割れた所から、染料が入り込み
独特の模様が浮かびあがります。
柄の葉っぱ部分に、ヒビ割れが見えると思いますが、
ヒビの形状は、同じ柄でも二つとして同じものにはなりません。
普通、大きめの市松模様で染めると、そのコントラストから
けっこう派手に感じる着物になる場合が多いのですが、
優しい色合いと一珍染めの柔らかい雰囲気が、とても合っていて
全体的に落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
そして、この着物のこだわりポイントは
生地の使い方にもあります。
通常、着物の白生地には、裏と表があって、
間違えない様に、表面には写真の様な品名や品番の
表示があります。
しかし、この着物にとって、この面が裏なんです。
要は、通常は裏に使う部分を、あえて表として使ってあります。
↑こちらが、この着物の裏。
↑こちらがこの着物の表。
これは、全体的に優しい雰囲気の中で、
地紋を出来るだけ浮き立たせたいという意図があって、
あえて表裏を逆にしているのです。
しかし、通常の白生地は、表面に余分な糸や
織キズが出ない様に織られるので、裏面を表にして
染めるのはリスクも伴います。
そこで、通常より厳しい検品をし、
何かあれば完璧に直してから染めるという
手間のかかる工程を経ています。
なんで、そんな面倒なことをするかと言えば、
やはり着物の色柄に合った生地の照りを出したいという
こだわりからだと思います。
写真では伝わらないかもしれませんが、
本当に地紋がキレイに浮き立ち、美しい小紋に
仕上がっています。
しばらくは、外から見えるように展示しておきますので、
是非、その目でお確かめください!!!!
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