皆様こんにちは。

今日は3月3日。

ひな祭りの日ですが、女の子がいない

我が家にとっては、あまり大きなイベントではなく

寂しい限りです ( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

さて、不定期で家紋のことについて書いていますが、

思いのほかアクセス数があるようで

嬉しいかぎりです。　ありがとうございます。

今日は「九曜（くよう）」という家紋についてです。

新規のお客様から、お祭りに着る黒の紋付をご

依頼いただきました。

紋付なので、もちろん何の家紋を入れるか

お尋ねするのですが「丸に九曜です」とのこと。

この「九曜」という家紋は、大垣市民にとって

特に馴染みのある家紋なんです。

それは、大垣藩主である戸田家の家紋だから！

我が母校（興文小学校）の校歌には

「九曜の星をいただきて～♪」という歌詞がありますし、

学校だよりのタイトルは、まんま「九曜」です（笑）！

大垣市民としては、家紋を聞いた時

「もしかすると戸田家とご関係がある方？？」と

思ってしまいましたが、東北のご出身で

大垣とは縁もゆかりもない方だそうです ^^;

実は、この「九曜紋」は、平安の昔から

厄除けの重要な文様とされる家紋だったことから、

戦国時代には伊達政宗も、仲が良かった細川忠興に

所望し「九曜紋」を使用するようになったほどです。

また、この「九曜紋※」は、宮城、千葉、岩手、福島、山形と、

東北地方で家紋として使われることが多く、

お客様が東北のご出身だということも納得。

※「丸に九曜」、「石持地抜九曜」等、その派生紋を含む

でも、やっぱり大垣市民にとっては

大垣藩主の戸田家の家紋というイメージが強いですねぇ・・・

(C)金蝶園総本家

↑大垣の老舗和菓子屋さんでも

大垣藩主の家紋を模ったモナカを販売しているくらいですし！！！

こんな感じで、私たち呉服屋は

お客様の家紋を聞いた時に、いろいろと思いを

巡らせています（笑）！

家紋に馴染みが薄くなっている現代だからこそ、

もう一度、家紋を見直してみてはいかがでしょうか？？？

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