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やまぶん日記
家紋四方山話【映画の中の着物】
2023/12/5
皆様こんにちは。
皆様は、映画やドラマの中で登場人物が
着物を着ている場面を見て、何を思われますか?
「素敵な着物だなぁ」とか
「俳優さんに似合ってるなぁ」とか
「この着物の種類って何だろう?」とかですかね?
私は、職業病なのか、けっこう細かいところに
目が行ってしまいます(笑)
YouTubeのオススメ動画に
映画「おしょりん」の予告動画が出て来て、
北乃きいさんが素敵に着物を着こなしている姿を見て
ちょっと興味が湧いたので、いろいろと
予告動画を見てしまいました。
※映画「おしょりん」については
「 映画「おしょりん」公式サイト 」をご覧ください。
さて、この映画は、現在の福井県鯖江市を舞台にした
眼鏡の祖と言われる増永五左衛門の物語。
現在の増永眼鏡株式会社の創業者でもある
五左衛門を小泉孝太郎さんが、その妻を
北乃きいさんが演じています。
映画を見ていると、増永家の定紋は
「丸木瓜(まるもっこう)」だと思います。
結婚式のシーンで、五左衛門が紋付を着て、
その隣で五左衛門の母・せの(かたせ梨乃さん)が
留袖を着ていますが、そこにも「丸木瓜」が付いています。
さて、ここでちょっとした疑問が!
お母様なので、もちろん女性ですが、
家紋に丸が付いています。
ざっくりと言うと、関東では女性でも
家紋に丸(細輪や雪輪)を付けることが多く、
関西では女性は丸を取って家紋だけ
付けることが多いのですが、福井県は????
ちなみに、当店がある東海地方では
女性は丸を付けずに家紋を入れる場合が多いのですが、
福井県のことは分かりません ^^;
いろいろな疑問がありますが、
家紋には、明確なルールがなく地域性が強いので、
合っているとか、間違っているという話ではなく、
こういったことを考えるのも面白いと思いますよ!
あと、家紋ではないのですが、
かたせ梨乃さんのお召しになっている留袖に
合わせた帯〆が丸ぐけです!
最近でこそ、留袖等のフォーマル用帯〆は
組紐ばかりになりましたが、昭和以前は丸ぐけが多く、
この辺りのことも映画の衣装として考察されて
いるんじゃないでしょうか?
皆様も、映画やドラマで着物姿を見た時は、
いろんなことに思いを巡らせてみてくださいね!
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