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やまぶん日記
呉服業界の闇? 私たちが大切にしたいこと
2023/11/11
皆様こんにちは。
「呉服業過の闇?」と、ちょっと過激な
タイトルを付けてしまいましたが、
思うところがあって記事にさせていただきます。
※トップ画像は、記事とは全く関係ありません。
暗い画像なので使ってみました ^^;
あまり面白い話ではないのですが、興味がある方は
読んでみてください。
皆様は「呉服業界の闇」と聞くと何を
思い浮かべるでしょうか?
一時、問題になった囲み販売や
展示会商法? プレゼント商法? ローンを組んでの重ね売り?
一部の着付け教室である研修と言う名の販売会?
なんかのことですかね?
それとも、結城紬や大島紬の名前が付いた
怪しい商品や、産地偽装等の不正???
まぁ、いろいろな闇がありますが ^^;
それらは他のホームページでも書かれてたりしますので、
「呉服業界の闇」とでも検索して調べてみてください。
ホント、この業界にいて、申し訳なくなるほどいろいろ出てきます。
さて、今回は「店舗の形態」に焦点を当ててみます。
お客様には分かりにくいかもしれませんが、
一言に「呉服屋」といっても、その業態は様々あります。
当店のような個人店、
その地域に複数店舗があるローカルチェーン、
全国にあるナショナルチェーン。
それぞれに、良さも悪さもあり、特色もあります。
ただ、ここからが本題なんですが・・・
このとろこ、お客様の細かなご要望に
お答えできる店舗が減ってきていると感じています。
例えば、以前に
「半衿を付けて欲しいのですが、どれくらいかかります?」
という、お問合せの電話をいただきました。
「どれくらい?」とは、期間のこと?それとも
価格のこと?と疑問に思い、聞いてみたら
「何店舗か電話で問い合わせたのですが、
どこも1ヶ月半くらいかかると言われたけど
来週には必要なんです」
とのことです。
もちろん、当店で即対応させていただきました。
半衿付けるだけで1ヶ月半?????
これは想像ですが、半衿を付けるだけで
外注の業者に出すから長い期間が必要なんでしょう。
これは一例ですが、こういったことの
ご相談が増えています。
なぜか?と考えてみて、思い当たる節があります。
実は、修行中に呉服業界専門コンサルタントの
研修を受けたことがあります。
もう会社がないので実名で書きますが、たけうちグループの
京都クリエイトというコンサルです。
彼らは多店舗化を主眼に置いたコンサルでしたが、
曰く「店舗で細かな作業をするな!そんな暇があるなら
売り上げを作る努力をしろ」だそうです。
呉服屋として多店舗化するなら、
売上至上主義になれ!ということです。
半衿を付けたり、ホツレ直しをしたりって
ハッキリ言って儲かる仕事ではありません ^^;
だから「そんなことは外注に出せ!」になるんでしょう。
売上がなければ、どんな業界でも
会社や店舗を維持できないので、
売上は大切です。
しかし、呉服業界には、あまりに行き過ぎた
売上至上主義の店舗が多いように感じます。
その結果、売上至上主義の弊害として、
お客様の細かなご要望は
後回しになってしまっている気がしてなりません。
どの店が悪い、どの業態が悪いという話では
ありませんが、比較的大きな組織を持った店舗に
売上至上主義の店が多いと感じます。
極端な売上至上主義を掲げてしまうと
先に挙げた色々な商法や不正にもつながるし、
儲けにならない作業は嫌がられてしまいます。
呉服業界には、まだまだそんな店舗が
たくさんあるかな????
これ以上書くと、怒られそうなので止めておきます(笑)。
そんな中、私たちが大切にしているのは、
お客様の「着物が着たい!」を全力で応援することです。
半衿付けや、急なホツレ直し等、
細かなご依頼でも喜んで対応します!
強引な販売等は一切ありませんし、当店以外で購入された
着物のご相談にも喜んで応じておりますので、
お気軽にご相談くだされば幸いです。
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着物のことなら何でも、やまぶん呉服店にお任せください。
別誂え・仕立・お手入れ・加工・リフォーム等
お問い合わせはお気軽に電話または、公式LINE
ホームページ内のお問合せフォームより受け付けております。
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