皆様こんにちは。

このブログでも、たまに結城紬が好きと

公言している店主ですが（笑）、もちろん

結城紬だけじゃなく、紬全般が好きです。

紬の魅力って、産地によって様々で

一言では語り尽くせないのですが、

今日は、その紬の中でも、ちょっと変わった

着物をご紹介します。

「紬」を検索すると、一番上に

「紬とは、糸の段階で染色をした後に布を織った絹織物です。」と

出てくるのですが、この説明は一見正しい様で、正確ではありません。

「糸の段階で染色をした後に布を織った絹織物」では

「お召し」や「緞子（どんす）」など紬でない物も

紬に含まれてしまいます。

紬糸で織られた絹織物と言うのが正しい認識です。

紬の多くは、糸の段階で染色をした後に織られて

いるのは間違いないのですが、

糸の段階で染色されていない白生地状態の

紬も少数存在しています。

その白生地状態の紬を後染めしたのが、写真の紬。

反物の端を見ていただくと、後から染めて

あることが分かると思います。

でも、縦縞に見える部分は、先に染めた糸を

織り込んであります。

その上から濃い墨色で染めてあり、

うっすらと縞模様が見えるように染め上がります。

また、織込む糸の種類を格子状に変えることで

全体に格子柄が入っているような仕上がりになるように

凝った作りがしてあります。

こういった無地感の反物って、

八掛の色合わせや、帯合わせがとても楽しい着物に

なります！

何より、帯合わせがしやすいので、

着物初心者の方から、上級者の方まで楽しんで

いただける着物になること間違いなし！！！

秋のお出かけが楽しくなりますよ (^^♪

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