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やまぶん日記
古い反物
2023/6/26
皆様こんにちは。
このところ、古い着物や反物の
ご相談が増えてきた様に感じます。
お客様にお聞きすると・・・
・コロナ禍で時間があったから家を整理した。
・亡くなられたお身内の遺品を整理した。
というのが、相談が増えた理由のようです。
その時に多いのが
「タンスに白生地があったんだけど
どうすればいいの?」
というご相談ですが、今回もお母様が
遺された白生地だそうです。
では、そういった古い白生地は
どうすればいいのか?
一番簡単なのは、無地染をして
色無地として着ていただくことです。
小紋や附下、訪問着なんかにも染めることは
可能ですが、染代を考えると色無地が
ベターな選択肢かなぁと思います。
しかし、白生地だけでなく古い反物というのは、
いろいろなトラブルを抱えている場合もあって
何でもできるという訳ではありません。
例えば、トップ画像の白生地は
50年以上前の物らしいのですが、
反物の幅が現代の物より狭くなっています。
幅が約9寸5分(35.9cm)です。
最近の物は尺巾と言って1尺(約38cm)以上の
物がほとんどになりました。
この反物の場合は、身長が160cmくらいの
方なら問題なく着物として着れますが、
それ以上の方だと、裄丈が少々短くなってしまいます。
また、反物の総尺(長さ)を計ってみると
2丈1尺(約8m)しかありませんでした。
着物を仕立てるのに必要な長さは
3丈強(約12m)が必要です。
コートや羽織としても2丈1尺だと
足りない場合が多いです。
なんでこんな中途半端な長さなのかな?と
思っていると、お客様が
「そういえば、母が何かに使うからと言って
この反物を切って使っていたわ」と・・・
結局、その場では結論が出ず
宿題ということになりました ^^;
小さいお子さんがいらっしゃれば、
被布も良いんですが・・・
こういった場合もあるので、
受け継がれた反物や、着物をお持ちの方は
まずはお気軽にご相談ください。
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