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やまぶん日記
古渡更紗 シミじゃないのよ(^^;
2022/8/26
こんにちは。
相変わらず甘い物ばかり食べて、そろそろ体重計に乗るのが怖い女将です。
近所の和菓子屋さんの「ふわふわ」という和菓子でもなく洋菓子でもない
不思議なお菓子ですが、とても美味しいです。
さて、本日の本題ですが、私の好きな更紗です。
三代目更勝さんの古渡更紗。
更勝更紗の中でも、トップクラスに型紙の枚数も多く
大胆な柄の中にも繊細さを感じます。
さて、この更紗ですが、所々にシミに見える黒い点があります。
ちょっと見にくいのですが、赤丸で囲んだ部分(クリックで拡大)。
特に二枚目の写真は、薄い色の所にあるので目立つと思います。
この黒い点は「ホシ」と呼ばれ、型染めの型を置く目安に
わざと付けてある点なんです。
決してシミじゃないんです!
これがあるのは、板場の仕事である証拠。
上手く隠してあるので、この着物では確認できませんが
ちょうど反物の中心(端から6m~7m付近)に「剣先」という
筋が見えることがありますが、それも板場の仕事である証拠。
簡単に言えば、良い染がしてある証拠であるということ。
「ホシ」も「剣先」も、ローラー捺染やスクリーン捺染ではありません。
その辺、何がどう違って、何が良いのか?って、
詳しくは、そのうち店主に書いてもらおう(笑)
※アンティーク着物なんかは、黒い点ではなくて白い点の場合もあります。
この三代目更勝の更紗。
京都でも数件の問屋さんが扱っているので、そこそこ流通していると思いますが、
当店で扱っている物は生地に特徴があり、流通量の少ない物です。
撚りの強い糸で織った、少し硬い白生地に染めてあります。
生地を触ると、ちょっとゴワゴワしてる感じがしちゃうのですが、
仕立てあがって着てみると、そうでもないんです。
その生地の硬さがデメリットではなく、仕立てあがった時の
シャンとした美しさになります。
実際に自分でこの着物を仕立てて着ていますが、持っている着物の中で
一二を争う着やすさです。
着姿の美しさ(顔意外ですよw)も、一番じゃないかな?
私の更紗は袷に仕立ててあるので、出番はもう少し先ですが、
こうして記事にしていると、早く更紗を着て何処かへお出かけしたくなっちゃいます。
帯や小物を合わせるのも毎回の楽しみだし!
更紗を着て何を食べに行こうか?妄想しておきます(笑)
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