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履きやすい草履あり〼
2022/8/12
ネットで「履きやすい 草履」とか「痛くない 草履」などを検索すると
必ず出てくるのがEVA素材を使った台の草履。
草履台の芯材といえばコルクでしたが、最近ではEVA素材を使った物が
増えてきました。
そのEVA素材を世に広めたのは、間違いなく菱屋カレンブロッソさんのカフェぞうりでしょう。
このページを読んでる方の中には、カレンブロッソのカフェぞうり持ってるよ!って
方も多いのではないか?と想像してます。
EVA素材が増えてきたのには、実はちょっとした裏事情がありまして・・・
世界的なワインの需要が増加する→コルク栓の需要が増加する→コルクが高騰する
→草履に使うコルクの仕入れが難しくなる→コルクの代替え素材が増える
って感じだそうです。まさかワインが和装業界に影響を及ぼすとは。
さて、そのカレンブロッソのカフェぞうり、当店でも取り扱いがありますが
わたくし、ちょっとだけ気に入らない点があるんです。
初めに言っておきますがカレンブロッソは、履きやすくて良い草履です。
決してカレンブロッソを否定する記事ではありません。
では何が気に入らないかというと、鼻緒が選べないということ。
(公式サイトからはカラーオーダーができるし、一部の催事では選べるみたいです)
そして、鼻緒の調整と修理ができない場合が多いこと。
草履にこだわっている当店としては、そこ大事なんです。
そこで、台と鼻緒を選んで、ご注文をいただいてから鼻緒を挿げることができる
EVA素材の草履台をご用意しました。
表面の素材は皮と帆布のご用意があります。
カフェぞうりと何が違うかというと
左が当店のEVA芯を使った草履台。右がカレンブロッソさんのカフェぞうり。
当店の草履には鼻緒を挿げるための切り込みがあります。
もちろん前坪部分にも切り込みがあります。
ご注文をいただいてから↑の写真のように、まず台に鼻緒を挿げるための穴を開けます。
そして、鼻緒を挿げるのですが
ここで問題が!!
カレンブロッソのカフェぞうりの大きなメリットとして、雨の日や濡れた地面を歩いても
水が鼻緒を伝って足袋を濡らすことがないんです。
だから、どんな状況でも使いやすいのがカレンブロッソのカフェぞうり!
その問題を解決するために
防水シールを張り付けます。
鼻緒の挿げ替えをすることがないのなら、ゴム系の接着剤で埋めちゃうんですが、
将来的な修理を見越して防水シールにしています。
最後に前坪の切り込みを閉じて、踵ゴムを打ち付けて完成です。
踵ゴムを付けることによって、踵の擦り減りも軽減できるし、減っても取り換えが可能です。
台の色と鼻緒を、お好みに合わせてコーディネートでき、
鼻緒も足に合わせて挿げることができて、長持ちする草履です!
履きやすい草履をお探しの方は、是非ご相談ください。
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