皆様こんにちは。

このところ、来年の二十歳を祝う会に向けて

ご相談をいただくことが多く、嬉しい限りです。

ありがとうございますm(__)m

そこで、今日は「振袖の帯結び」の中で

「ふくら雀」について、あまりネットに

は書かれていない視点でお話したいと思います。

文字だけの記事になりますが、

興味がある方は、読んでみて下さい！

※トップ画像は「ふくら雀」のイメージ画像。

使える画像がなくて、フリー素材を使っています ^^;

さて、「ふくら雀」と言えば、未婚の皇族方が

振袖をお召しになる時の帯結びの定番です。

武家のお嬢様が着物を着る時、帯結びは

「ふくら雀」か「文庫結び」をしたことが

始まりとも言われ、伝統的な結び方の一つでもあります。

しかし、近年では羽を多く作る豪華な帯結びが

主流になってきて、あまり「ふくら雀」を希望される方は

多くありません。

着付けを承っていて、「ふくら雀」を希望される方は

お茶席へ行かれるお嬢様くらいですかね？

でも、ちょっと待ってください！！！！

そんな「ふくら雀」ですが、実は一番合理的な

帯結びでもあるんです。

何故なら、帯にとって一番優しい結び方なんです！

振袖で結んだ帯を、将来的に訪問着などの帯に転用して

「お太鼓結び」をしても、帯の折れシワが少なく、

帯にとって負担が少ないんですよ。

帯に使われている金糸って、高価な帯になると

和紙に金箔を貼り、それを裂いて糸状にした物を

使って織られています。

金糸の使い方や、帯の織り方によっても違うので、

一概には言えませんが、一度金糸部分が折れると

元に戻らない物もあったりします。

皇室の方々は「良い物を大切に長く使う」と

言われていますが、振袖に「ふくら雀」を結ぶのは

そういった合理的な理由もあるんじゃないかな？と

想像しています。

もちろん、豪華な帯結びは華やかな雰囲気を

演出するには良い選択だと思います！！！！

でも、今時だと「ふくら雀」で優しい女性らしさを

演出するのも、逆に目立つかもしれませんよ！

これから振袖を着る機会がある方は、

帯結びの選択肢に「ふくら雀」を加えてみてください！！！！！

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