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やまぶん日記
【続】訪問着と附下の違いって?
2024/11/7
皆様こんにちは。
ちょっと前に「 訪問着と附下の違いって? 」
という記事を書きましたが、反響も良く嬉しく思っています。
読んでいただいた方、ありがとうございます。
※トップ画像は訪問着として販売している物ですが、
今回の内容とは関係ありません。
さて、訪問着と附下の違いですが、
ちょっと良い実例がありしたので、クイズ形式でご紹介します!
興味がある方は、誤解がない様に
最後まで読んでいただければ幸いです。
まず、ネットで訪問着と附下の違いを検索すると
●訪問着は仮縫い状態で販売され、附下は反物の状態で販売されている。
●縫い目に関係なくつながった絵羽であれば訪問着と判断します。
一方で、小さなパターン装飾が要所に見られれば付け下げになる。
などの回答が一般的だと思います。
そこで、次に挙げる写真の仕立上がっている着物は、
訪問着として販売されていた物?
附下として販売されていた物?どちらでしょうか?
① 上前オクミ~下前身頃までの写真
②上前の衿~左袖までの写真
③後ろ身頃(右肩)~右袖の後ろ側の写真。
④八掛の写真
改めて、お聞きします。
この着物は訪問着として販売(製造)されていた物?
それとも附下として販売(製造)されていた物?
どちらでしょうか?
一般的に言われている事に照らし合わせば、
「訪問着」に該当すると思われるかもしれませんが、
答えは「附下として販売されていました。」です。
この写真の様に、商品として販売されていた時は
反物の状態でした。
染屋さんが付けた品番の札にも
「付下 地紙に波 ピンクベージュ地」と表記があります。
ここで、着物のプロからは
「八掛が共生地で、柄が入っているから
訪問着として染められた物じゃないの?」と
ツッコミが入ると思います。
実は、この着物は
「仕立ててしまえば、十分に訪問着としての豪華さがある」と
判断して、共生地を使い別注で八掛を染めさせました。
こうなると、仕立ててしまった着物を見た
ほぼ全ての人が「これは訪問着だ!」と言うと思います。
もちろん附下を訪問着と偽って販売したのではなく、
お客様と、着用シーンやご予算等を相談した上で、
訪問着としてご購入いただきました。
いかがですか?
前回も書きましたが、真面目にネットで勉強すれば
するほど、訪問着と附下の違いって分からなくなるんです(笑)!
縫い目を跨いで柄が繋がる・・・とか、
附下は衿と胸、袖の柄は繋がらない・・・とか言い出すと
ますます分からなくなるので、訪問着と附下の区別より、
その着物がTPOに合っているかどうかで判断すると良いと思います。
ご不安な方は、いつでもご相談に乗りますので、
お気軽にご相談くださいね!!!!
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