皆様こんにちは。

昨日、ちょっと書いたのですが、

定休日と高山祭が重なるというラッキーなことが

あったので、行ってきました高山祭！！！！

いろいろと見て回っている中で、

ちょっと、いや、かなり気になる屋台を発見！

「鳩峯車（きゅうほうしゃ）」と呼ばれる屋台。

何が気になったかって、屋台の四面を飾る幕が

全て「綴れ織（つづれおり）」なんです。

後ろの大きな見送り幕も、もちろん綴れ織り！

上部には鳳凰が織り込まれ、下には八仙人。

どんないわれがあるのか？ちょっと興味があったのですが、

何故この図柄になったのかは、謎な部分も多い様です。

※ちなみに、この見送り幕は祭礼初日に掛けられ、

今日（祭礼2日目の10月10日）は、本見送りと呼ばれる

別の柄で、毛と絹のみで織られた「毛つづれ」という

大変珍しい物がかけらるそうです。

あまりにマジマジと見ていたので、鳩峯車を曳く

御町内の方が話かけてくださって、

いろいろと教えていただいたのですが、なんとこの幕は

川島織物製の爪掻本綴（つめがきほんつづれ）だそうです！

以前の物が劣化してきたので、それは現状保存して

新しく作り直した物とのこと。

これだけ大きな幕を爪掻本綴れで作るって、

凄いなぁ・・・と感嘆の声しか出てきません。

（心の中では、高いだろうなぁ・・・と、リアルなことを考えていました 笑）

凄く贅沢だなぁと思うと同時に、なんとなくですが

昔の人たちが見送り幕や胴掛けに綴織で織った物を

使った理由が分かるような気がします。

それは、つづれ織りの表現方法の一つである

「ハツリ織※」という技法を使うと、色と色の境界線が

ハッキリと織り出され、鮮明な輪郭線になるため。

※ハツリ織については、「　石川つゞれ　」さんの

HPに詳しくかいてありますので、興味がある方は

読んでみてください。

着物の帯と違い、祭の屋台は遠くから眺めることが多いため、

輪郭線がハッキリとする綴れ織は、見送り幕などに使うには

最適だったのではないでしょうか？

そんなことに思いをはせながら、祭を見ていると

あっという間に時間が過ぎ、夜宮をチラッとだけ見て

帰ってきました。

写真は、夜の鳩峯車。

提灯に照らされた、綴れ織の幕がキレイです (^^♪

最後まで見ていたかったのですが、帰りの時間が ^^;

ということで、呉服屋目線の高山祭レポートでした（笑）！

皆様もぜひ！高山祭へ！！！！

と言いたいのですが、なかなかその日に行けない方も多いので、

「高山祭屋台会館」へ行くのも良いんじゃないでよしょうか？

【追記】

綴れ織について、少し詳しく

「　綴れ織｜ハツリ織とボカシ織　」という記事をアップしました。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

着物のことなら何でも、やまぶん呉服店にお任せください。

別誂え・仕立・お手入れ・加工・リフォーム等
お問い合わせはお気軽に電話または、公式LINE
ホームページ内のお問合せフォームより受け付けております。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

やまぶん呉服店

〒503-0904
岐阜県大垣市桐ヶ崎町63番地
℡　0584-78-3750
URL:  https://gifu-yamabun.jp/

Mail:  info@gifu-yamabun.jp

●●　　 Official Shop　　●●

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+