皆様こんにちは。

大垣は、昨日からの雨で

ジトジトと湿度が高く、過ごしにくい日が

続いています ^^;

さて、今日の話題は・・・

おそらく、お客様の目に触れることは

あまりないので、ご存じない方も多いんじゃ

ないかな？という話です。

写真は、当店で扱っている色無地。

地紋がキレイで、良い生地を使っています。

女将が和裁士目線で見て

「私が色無地を作るならこの生地しかない」と

言うほどです。

そんな色無地なんですが、

反物を解いていくと・・・・・

試し染めした部分と、

生地に切れ込みがいれてある部分があります。

着物を染める時って、温度や湿度、生地の違い、

染料の調合具合なんかで、同じ色に染めようと思っても

なかなか同じ色に染まりません。

そこで、何回か実際の生地に染料を置いてみて、

染め上がりを確認するために

試し染めがしてあります。

そして、切り込みが入れてある部分は、

実際に染め上がった色を、見本として保存しておくために

着物として仕立てるのに問題がない部分を、

ちょっとだけ切らせていただいています。

これは、色無地だけでなく、振袖、留袖、訪問着

小紋など、染物と言われる着物には、新品でも

この様に切った部分がある場合があります。

お客様の中には、

「新品なのにハサミが入れてあるなんて、けしからん！」と

お思いになる方がいらっしゃるかもしれませんが、

色の保存や、今後染められるであろう着物の為に

ご容赦願えれば幸いです。

「ネットで反物を購入したら、切ってあった！」なんてことを

聞いたことがあるのですが、こういった事情があるので、

重ねてご容赦願いますm(__)m

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