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家紋四方山話 珍しい家紋
2022/8/28
先日、平安紋鑑と紋典について書きました。
どちらも4,000種類近い家紋が掲載されているんですが、
掲載されていない家紋もたくさんあります。
今回は、そんな掲載されていない家紋についてです。
長い歴史の中で、二つの家紋が合わさり一つになった家紋だったり
一部の狭い地域でしか使われていない家紋だったり、掲載されていない理由は様々です。
数年前にノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑さんが、
授賞式に紋付で出席されたことが話題になりました。
本庶さんの家紋が何なのか?と一部のSNSで議論がされてましたが、
その家紋が、おそらく二つの家紋が合わさった家紋じゃないか?と
勝手に想像しています。
【以下、私の勝手な想像です。事実関係は全くありません。】
この写真は、本庶さんの家紋を拡大した物。
平安紋鑑と紋典共に、どこを探しても見当たりません。
どこを探しても見当たらないのですが、家紋の中心部分は
「花菱」の様に見えます。
そして、その花菱を囲うようにして表現されているのが
「対い四ツ藤」か、京都護王神社の紋を上下に伸ばした様に見えます。
ホントに想像でしかありませんが、
本庶家の家紋は、もともとが「花菱」だったのではないでしょうか?
その「花菱」と「対い四ツ藤」もしくは護王神社の紋が合わさって
現在は本庶家の家紋として使われているんだと思われます。
もしかすると、本庶さんは京都のご出身であることから
護王神社の氏子であり、ご本人かご先祖様が長年氏子総代を務めたとか、
何かを寄進したとかで、護王神社から紋を下賜されたとか・・・?
なんて想像もできてしまいます。
それか、「花菱」が定紋の家と、「対い四ツ藤」が定紋の家が、
何かしらの理由で、今でいう合併の様なことがあり
両家の家紋を合わせて一つにした。とも想像できます。
事実は、ご本人やご親戚の方しか分からないと思います。
しかしこの様に、家紋からその家の歴史が見えてくることもあります。
現在では、あまり家紋について話題になることは少なくなったかもしれませんが
家紋を再確認してみるのも面白いですよ!
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