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本場結城縮(ちぢみ)
2023/6/9
皆様こんにちは。
このところ、単衣の時期だからなのか
「結城縮」で検索して、当ホームページを
見てくださる方が増えてきたみたいです。
ありがとうございます。
さて、今日は結城【紬】じゃなくて
結城【縮】の話です。
トップ画像を見て「あれ?おかしくない?」と
思われた方は、かなりの結城通。
答えは後程・・・
近年は流通量が激減した結城縮ですが、
最近また見直されて、少しだけですが
問屋で見かけることも増えました。
しかし、ただでさえ数が少ない結城縮なので、
ネットでの情報も非常に少なく、
「欲しい」と思われた方でも、なかなか
情報収集できませんよね (^^;
しかも、私自身「結城縮」で検索したりして
色々なページを見ていますが、
「それ間違ってるでしょ?」というページも
散見されます。
例えば、上の写真は本場結城紬と
本場結城縮の写真ですが、どちらが縮か
分かりますか?
そんなん、写真じゃあ分からないでしょ!
と思わるかもしれませんが、
実は、簡単に見分ける方法があります。
黒っぽい方が本場結城紬。
ベージュ色っぽいのが本場結城縮。
違いは、反物の端に白い耳があるかどうかです。
これは、産地で検品する時に、反物が積んであっても
横から見て平織の紬と縮を一瞬で見分けるために
分けられています。
※例外あり・・・一番下に追記します↓↓↓↓↓
だから、結城紬と結城縮って
写真でも簡単に見分けられるんです。
それなのに平織の紬を縮って表記している
ページもあったりします。
しかも、それが呉服屋のページだったり ^^;
もう一般の方は、何が正しいのか?
分からんくなっちゃいますよね・・・
「正しい情報は、当ブログで!」と言いたいとろこ
ですが・・・
プロの目から見て、織物の知識に関しては、
産地の公式ページや、織元のホームページを
見ていただくのが一番いいんじゃないでしょうか?
また、織元以外では、廣田紬さん(織物問屋)の
「 公式ブログ「問屋の仕事場から」 」を
読んでいただくのが、正しい知識が得られると思います。
冒頭で書いた、トップ画像の「おかしなところ」ですが、
この結城【縮】には「合格」シールが貼ってありません。
不合格になってしまったんです。
結城紬の検品不合格については
「 不合格になってしまった結城紬 」を
ご覧ください。
ただでさえレアな本場結城縮ですが、その中でも
レア中のレアな少々難有品!
もちろん、通常よりもお値打ちに販売できますので、
お気軽にお問合せください!
※例外
2024/10/15 追記
反物の端に白い耳がある物が【結城紬】。
耳がなく反物の端まで色が付いている物が【結城縮】。
と書きましたが、例外的に白い耳がない【結城紬】が
存在するそうです。
男性用で、裄が長い場合に対応させる為に
耳を付けずに織られた物が存在する様ですが、
かなりのレアケースだと思われます。
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