前回の記事では、パールトーン加工をすると

風合いが変わってしまう場合があると書きましたが、

今回はメリットと、加工した方がいい場合についてお伝えしたいと思います。

前回の記事はこちら

大きなメリットとしては

撥水性があるため、汚れが付きにくいこと。

急な天候の変化で、多少の雨に濡れても問題ないこと。

飲み物をこぼしたくらいでは、シミになることもありません。

写真は珈琲をこぼしてタオルに吸い取らせる様子。

そういったパールトーン加工の特徴から

まず、コート類には加工をすることをお勧めしています。

※雨コート等、商品の段階から撥水加工が施されている物もあります。

また、振袖や留袖、訪問着等

結婚式やパーティで着る着物にもお勧めしています。

しかし、一部のSNSやネットの記事では、

そういった着物にも加工をしない方がいいと言った意見があるのは事実です。

では、なぜ当店ではお勧めしているか？というと

パールトーン加工がしてあったから助かった。という事例を

数多く経験してきたからです。

例えば、あるお客様は、かなり大きな式典とパーティに出席された際、

パーティ会場で乾杯のシャンパンをこぼされてしまったそうです。

しかしパールトーン加工がしてあったために、汚れも付かず憂鬱なまま

パーティを過ごさなくても良かった。と仰っていました。

また、毎年心配になるのが

成人式当日に急な天候の変化で、雪や雨に見舞われることです。

早朝から美容院に行き、着付けして、いざ会場に向かうと

雪がちらついているなんてことは、大垣周辺ではよくあることです。

また、成人式後のパーティでも、盛り上がり過ぎて

飲み物をこぼす事故は、毎年のように聞きます。

そうは言っても、せっかくの正絹着物に加工するのは嫌だわ

と仰る方もいると思います。

当店では、パールトーン加工（その他不随加工）は、

無理にお勧めするものではないと考えています。

加工するのが心配な方や、どうしていいのか分からないという方は

お気軽にご相談ください。

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